ひきこもり支援センター Third Place YATANO

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ご家族の方へ

~ひとりで抱え込まず、まずは話してみませんか?~

「声をかけたいけど、どうすればいいのかわからない」
「怒らせたくないけど、何かしたい」
「もう何年も、話せていない」
「親として、自分を責めてしまう…」


ご家族のそんなお気持ちを、たくさん聞いてきました。
ご家族もまた、深く悩み、苦しまれているかもしれません。でも、家族だけで抱える必要はありません。

ひきこもりのご本人だけでなく、そのご家族にも寄り添いながら、一緒に考えていく「伴走者」でありたいと思っています。

~まずは「話すこと」から~

ひきこもりは、家族だけの問題ではありません。
家族だからこそ、悩みも葛藤も深くなることがあります。
でも、話すことから始まる支援もあります。
「相談してよかった」と思える一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか。

相談支援内容

ご家族の方が感じている不安・混乱・孤独に寄り添いながら、以下のような支援を行います。

ご家族の気持ちを聴く場を提供します

「どうしてこうなったの?」「自分のせい?」 そんな思いや、日々の不安や悩みを、じっくりとお聴きします。 安心して話せる場があるだけで、少し心が軽くなることもあります。

ご本人とのかかわり方を一緒に考えます

正解は一つではありません。ご家族の立場や関係性を大切にします。声のかけ方、距離感、タイミングなど、ご本人の様子に合わせた接し方を一緒に考えます。

情報の提供・制度をご案内します

ひきこもりに関する理解、行政サービス、支援機関、社会復帰へのステップなど、必要に応じて具体的な情報をわかりやすくご説明します。

相談事例

Dさん(女性、30歳代)

  • 就職後、他者との人間関係に悩むようになった。
  • 仕事を辞め、家に閉じこもるようになった。

母が本人の状態を心配して相談したことがきっかけで、これまで家族のみがDさんの支援をされていたが、相談後、様々な支援者が継続的にかかわるようになっていった。 面談を重ねながら、徐々にだがDさんの社会への関心が高まり、ステップを踏みながら就労されている。

Eさん(男性、20歳代)

  • 特別支援学校を卒業後、ひきこもりの状態が続いていた。
  • 父親は脳梗塞の後遺症のため、介護の事業所を利用していた。

Eさんの父親に関わっていた市役所から父親の話を受けて相談を受ける。 父親もEさんの引きこもりの状態に不安な気持ちを抱えていたため、市役所や介護の事業所と連携をとり、Eさんの興味のあることを中心に徐々にコミュニケーションをとることからかかわり始めた。 このことがきっかけで、Eさんのペースで外に出られるようになった。